卯の花腐し

苦虫を噛みながら毎日をやり過ごしています。只今、ZINE制作中。音楽/服/深夜のコンビニ/映画/初期衝動/17歳

炭酸

 

 

 

手渡されたウィルキンソンのレモン味

勢いよく蓋を開ける

 

プシュッ

泡が集まり消える

心配性の視線は口元へ

 

 

 

 

知らない部屋は

全てのものが揃っているのになにもないみたいにがらんとしている

 

知らない部屋は

電気を消されると海が見えた

 

泳げない私は抵抗もなく

溺れる、ごぼごぼと沈んでゆく

 

口を開くと数分前の炭酸が

 呼吸を取り戻そうと溢れ出る

 

 

 緩めた蓋から逃げてった

微炭酸に変わる、夏の始まり。