卯の花腐し

苦虫を噛みながら毎日をやり過ごしています。只今、ZINE制作中。音楽/服/深夜のコンビニ/映画/初期衝動/17歳

蟻と蜜

躑躅の花の間を黒い点が行ったり来たりしている。西日はじりじり照りつけて気持ちが悪い。何が悲しいとかそんなものは無いけれど、只、蜜に集う。 人の脳みそは案外馬鹿だから口に出して言葉にしたものはそのままの意味で捉えてしまうのだって。だから幸せ。…

帰路

夏が始まる前の夕暮れはなんだか所在がないみたいに影だけがゆらゆら揺れてて、色濃くなった木々の間を抜けたら17歳に戻ってしまうのでは、とかどこかの物語の序章をあとがきを読む気持ちで目で追う イヤホンから流れる音楽は完璧に作られてしまっていて、カ…

偶像崇拝

憧れも無敵も神様も 調和に掻き消されてしまった ボイスレコーダーには頼りない声が残るばかりで、再生回数と比例して色が薄くなる あとがきから始まるのならミステリアスでスパイス?つまらない もっと遠くにいて欲しかった ずっと神様でいて欲しかった 帰…

徘徊

金属的な光景 地上に下水が流れる 人、人、人、混 他人が寄せ集まって慰め合っては騙し合い 強制的に耳を塞がれる 不健康な物に囲まれて正常を取り戻す?の逆?何してるの?少しラリってる? 一方的な暴力に傷を負うだなんて可愛いもので自らで感情を一個ず…

『蛍ちゃん』

15歳の時の18歳だったあの子 朝の電車の光景と 夜中にぽつぽつ発信されるちょっぴりえっちなツイートと 通学カバンに揺れる知らない誰かとお揃いのキーホルダーと ポケットの中はぐちゃぐちゃになった飴玉の袋が押し込まれてて 前髪を治す為の安いピンク色の…

12時の(メモ)

昨日の前髪が張り付いたまま、炭酸水をコンビニで買う、勘違いしちゃう日差し、喉に流し入れてはむせる。夏に飲んだ時よりも弾けて飛んで痛かった。やだなーやだなーおばかさん。つまらないを更新してたほうがきっと良いのは知ってる。お利口さんを更新して…

菫味の砂糖菓子

私の目があのペルシャ猫だったら 全部が透き通ったブルーに見えたのかな 頭の中身は簡単に溶け出てしまって 全部が空っぽだ 不慣れな私を可愛がっていたのを知っているからもう一生お会いできないです。 感情を不法投棄させて 繰り返しては ビルの狭間の菫が…

36.4℃

なんとなくでやり過ごした日々はぬるいミルクコーヒーと、マグの淵に残ったぺたっとしたピンク 蜂蜜を抱えた黒人と降る雨の中電車に揺られる ぬいぐるみと眠っていた少女は毎晩違う男に抱かれているの クリームソーダが好物の少年は 選り好みしては裏切りを…

終電

煙草の銘柄は知ってるのに ほんとの名前は知らない 満員電車が通り過ぎていくと 今朝巻いた髪の毛が緩くほどけてく 腹部の白を指でなぞって 大陸を繋ぐ遊びをするの 脚色された記憶を鵜呑みにして記録 染まった理論は私の哲学 ネオンサインが遠くへ消えて行…

揺れ

19、私勝ってる? あの日の同い年の君にいつになったら追いつけますか?越せる日はある? ハイネケン、緑色のガラスの破片は風化されて誰かの宝物箱に入るの 純粋な呪いは消えない 無敵なままでいて 濡れた無力な眼はもうみたくない。

Bメロ

この街の全部、手のひらで握り潰せる気がする。人混みの中で自分だけが止まってるみたい。電車は目的地に着かなくていいのに。タクシーは都合よく私を乗せてって。 テレビの中のアイドルが 笑顔を失い 過呼吸で倒れていく 商売人、キラキラが撃たれてしまっ…

線と街

延長線上に結論はないけど 先のことを悟ってもつまらないでしょ だめ? ひとりよりふたりが寂しいなんてどこかの独り善がりな歌詞みたいで本当に嫌だ 会話の全部が疑いに変わる前に 今を重ねて 無数のLEDライトに 願いを込めた方がよっぽど合理的でしょう

カレンダー

先のことはわからないからいつまで経っても白紙 いつか悲しくなるのが怖くていつまで経っても白紙 予定はいつでも空けておくよ 約束とか出来ないし 会いたい時に都合よく相手してね

或るいは依る

一人称的に進んでく日常なんて、私はあなたに造られる君を私が創ってく 目を覚ましたら現実は夢? 部屋まで届いた街灯に照らされた私の顔はどんなフィルターよりも可愛いでしょ? つまんないね、の合図で 仕方なく、なんて言わないで 台本はここにないからね…

ふるふる

もしかしたら、どこか もしかしたら奥底 もしかしたら表面 張り詰めて真っ直ぐで脆くて揺れて ちょうど線香花火の震える火の玉 いつ落ちるか分かんなくて いつ零れるか分かんなくて 今日降る雨は惰性なのかな 昨日の雨は私のものかな ぽつぽつとした水玉は …

宿雨

一歩進んだ先に昨日観た映画のような展開はないけどあるって期待してるんだ、これでも少し だから大雨に突然降られるとほんの少し心が浮つくの 何もないから、退屈なの?全部あるから、退屈なの? わたしの後ろを、影が、猫が 非日常は点滅の黄色 今は吹き出…

フライとコンビニ

サンダルから覗くおんなのこのキラキラはいつまで続きますか? コンビニくらいの感覚で コンビニくらいの距離感で 設定温度はいくつにする? そんなこと決めなくってもいいのに 28℃じゃ物足りないし 19℃は寒すぎるし 平静を装った皮膚の奥に何を思う? 本物…

信号

白の中に染みた青 示された合図は黄 口を開けば滲む赤

体内でゆるく残ってるアルコールに頭がぼうっとしてついてけないのだけどついていきたくもないんだけど朝が来たのはわかる。水しか出ないシャワーを浴びて昨日の残骸の片付けしてレースのカーテンが揺れてる。立ちふさがった影も揺れてる。冷蔵庫の、エアコ…

熱帯夜

こんなに暑いと ちょっと拗ねちゃうし 別になんとも思ってないんだけどね。 前略、にはどこまで含めていいの? 冷房つけた部屋で長袖のパーカー引っ張ってもう寝るよ、ペンギン死んじゃうかもね。

少しだけ、期待を込めて巻いた毛先 少しだけ、色が残るリップ 少しだけ、声が可愛いでしょ 少しだけ、口の端に甘めのタレ じうじうが、ぱちぱちと 網目の上で踊らされてる いちばん美味しいところを食べてね。

炭酸

手渡されたウィルキンソンのレモン味 勢いよく蓋を開ける プシュッ 泡が集まり消える 心配性の視線は口元へ 知らない部屋は 全てのものが揃っているのになにもないみたいにがらんとしている 知らない部屋は 電気を消されると海が見えた 泳げない私は抵抗もな…

18-19

一年一年があり得ないほど濃密なんです 良いことも、悪いことも、 嫌なことも、愛しいと思うことも、 この日、ああ、そうだっけって 頭の中をかすめてくれただけで幸せなんです。 "君の刹那的な生き方で 一度きりの人生を楽しんで" 期待しないで、期待してて…

吸収体

限界まで 限界って? 限りなく 膨らみ 膨らむ 膨れて 取り込んで 取り入れて 流れて あたし、君、彼、彼女、あいつ、あの人 正面から受け止めることは いつだって正しいとは限らない 正直に言葉を積み重ねれば 分かり合えるなんて誰が言ったの

西日

太陽の主張する時間が日に日に長くなってきました。もうこのままずっと夕暮れのままなんじゃないかって、図書館の机はオレンジ色。 西日はさよならの合図って小学生の頃に染み付いた記憶のせいか未だに苦手。なるべく蛍光灯の下にいるようにしています。 私…

雨とレーズン

雨の日の空は白く、全てに優しくフィルターをかけてくれる。何処もかしこも水滴を纏い、大気は濡れて飽和。 いつの日か毎日訪れていたあの街も同じだろうか。細く入り組んだ道、競い合い陣地合戦をしているコンクリート、地下の改札から昇る階段。記憶の中で…

文学の授業:片手打ち

ここに落とし込んだ言葉がどこか遠く、どこかで浄化されないものかなあとうっすら思うわけですがそんなこともなくただ、ただ、ひたすらにこの無料ブログの中で消費されていくのですよ。ええ でもそれだけでもいいのですよ、それだけでもどこかでどこかで誰か…

33℃の日

快晴です。 改正です。 街頭演説を横目に今年の熱風を受けて歩いています。通りに面したパチンコ店の自動ドアが開いたり、閉まったりしてアホみたいな冷気とジャラジャラ音がより一層夏を感じさせるのです。フィーバーしてるね、おじさん 今年に入ってから京…

問題

分厚くのしかかる 近づいてみれば実体などない 手にとって確かめられるもの? 残念、触ることも匂いだってないのです。 では、どうして知っているの? 気がついた時には飲み込んでいたのです。

劣化した音楽は 途切れ途切れに続いて また消えて 再起動させて調子良くまた鳴る 消えた 無機質な白だけ残る 街の空気と同化するイヤホン 冷たくなってく 11月なのに雪が降ったね 期待した夜を越えて 曖昧な朝が来て はじめからなかったものに裏切りを感じて…