卯の花腐し

苦虫を噛みながら毎日をやり過ごしています。只今、ZINE制作中。音楽/服/深夜のコンビニ/映画/初期衝動/17歳

36.4℃



なんとなくでやり過ごした日々は
ぬるいミルクコーヒーと、
マグの淵に残ったぺたっとしたピンク

蜂蜜を抱えた黒人と
降る雨の中電車に揺られる


ぬいぐるみと眠っていた少女は
毎晩違う男に抱かれているの

クリームソーダが好物の少年は
選り好みしては裏切りを繰り返してるの

ベッドルームで逃避行
内緒話を積み重ねて過去を取り繕う


































終電

 

 

煙草の銘柄は知ってるのに

ほんとの名前は知らない

 

満員電車が通り過ぎていくと

今朝巻いた髪の毛が緩くほどけてく

 

腹部の白を指でなぞって

大陸を繋ぐ遊びをするの

 

脚色された記憶を鵜呑みにして記録

染まった理論は私の哲学

 

ネオンサインが遠くへ消えて行く

冷気と暖房が入り混じる

 

鼻腔に記憶された香が消える前に

階段を駆け下りて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

揺れ

 

 

 19、私勝ってる?

 

あの日の同い年の君にいつになったら追いつけますか?越せる日はある?

 

ハイネケン、緑色のガラスの破片は風化されて誰かの宝物箱に入るの

 

純粋な呪いは消えない

無敵なままでいて

 

濡れた無力な眼はもうみたくない。

 

 

 

 

 

 

 

Bメロ

 

 

この街の全部、手のひらで握り潰せる気がする。人混みの中で自分だけが止まってるみたい。電車は目的地に着かなくていいのに。タクシーは都合よく私を乗せてって。

 

テレビの中のアイドルが

笑顔を失い 過呼吸で倒れていく 

 

商売人、キラキラが撃たれてしまったら

消費者、私は黒のタイツから透けた膝頭ばかりを見つめる

 

親指のフリックで約束

人差し指の往復で今を知っちゃう

衛星の支配下、君の場所なんてすぐ分かっちゃうけどさあ

 

手が離れてしまったら

今日のことはさよなら

ストーリーにさえ載らない日

 

 

 

 

 

 

 

 

線と街

 

 

延長線上に結論はないけど

先のことを悟ってもつまらないでしょ

 

だめ?

 

ひとりよりふたりが寂しいなんてどこかの独り善がりな歌詞みたいで本当に嫌だ

 

会話の全部が疑いに変わる前に

今を重ねて

 

無数のLEDライトに 願いを込めた方がよっぽど合理的でしょう

 

 

 

 

 

 

カレンダー

 

 

先のことはわからないからいつまで経っても白紙

いつか悲しくなるのが怖くていつまで経っても白紙

 

予定はいつでも空けておくよ

約束とか出来ないし

 

会いたい時に都合よく相手してね

 

 

 

或るいは依る

 

一人称的に進んでく日常なんて、
私はあなたに造られる
君を私が創ってく

 

目を覚ましたら現実は夢?

部屋まで届いた街灯に照らされた私の顔はどんなフィルターよりも可愛いでしょ?

 

つまんないね、の合図で

仕方なく、なんて言わないで

 

台本はここにないからね。